美容業界が抱える課題とは?美容室・サロンの今後の動向も解説
2022年8月31日
カウンセリングシートとは、初めて美容室に来店した顧客の情報を得るために必要なもので、その作り方はいくつかのポイントを押さえておかなければなりません。
そこで、今回は、新規顧客の悩みを引き出し、リピート顧客獲得へとつなげるためのカウンセリングシートの作り方とポイントをご紹介します。
目次
カウンセリングシートとは、主に初めて美容室に来店してくれたお客様に記入してもらうシートのことで、顧客に関する情報を集めるための重要なツールです。
カウンセリングシートに、顧客が持つ悩みや施術の要望などを記入してもらうことで、美容師は顧客に提案やアドバイスができたり、最適な施術を提供したりすることが可能になります。
また、顧客のアレルギー情報(特にカラーや化粧品に対するアレルギー)は、施術中の安全性を確保するために欠かせない項目です。アレルギー情報が正確に記録されることで、美容師は適切な製品や処置を選択することができます。
つまり、カウンセリングシートは、顧客と美容師の双方にとって重要なツールであり、顧客の安全性と満足度を高めるために欠かせないものだと言えるでしょう。
カウンセリングシートを記入してもらうことで、美容室はどのようなメリットを得られるのかを詳しく見てみましょう。
顧客はさまざまな悩みを抱えて美容室に来店するものですが、その悩みを初対面の美容師に口頭で伝えるのはなかなか勇気がいるものです。
しかし、カウンセリングシートであれば、口頭よりも気軽に悩みが打ち明けられ、なりたい理想像についても顧客が伝えやすいというメリットがあります。
カウンセリングシートをきっかけに、表面的な悩みではなく、顧客の本当の悩みを引き出して施術で解消できれば、信頼関係が構築されてリピーターとして通ってもらえることになるでしょう。
カウンセリングシートは、顧客の詳細な情報を収集するためのツールです。集まった情報を分析して、同じようなニーズがあったり新しいトレンドへの要望があったりした場合、それを元に新しいサービスを提供することができます。
このように、カウンセリングシートの情報を注意深く読み取れば、新しいアイデアやそれを実践する適切なタイミングが見えてくるのです。
カウンセリングシートには、初めて来店した際の悩みはもちろん、それからの来店履歴や顧客の情報が記載されています。
美容師はこれらの情報を参照して、前回の来店時の髪の状態やスタイルの変化、使用した製品の詳細などを確認することで顧客の変化を把握することができます。
また、当初記載された悩みが解消されてきた場合、次のおすすめの施術を提供できるなど、カウンセリングシートがあれば顧客の変化に柔軟に対応することができるのもメリットの一つと言えるでしょう。
ここからは、新規顧客を獲得しリピート顧客へとつなげるためのカウンセリングシートの作り方のポイントをご紹介します。
カウンセリングシートは、過度な質問や情報の入力が必要ないように設計し、顧客が回答しやすいような簡素で分かりやすい形式にしましょう。
一方で、オープンエンディングの質問も含めることが大切です。オープンエンディングの質問とは、顧客が自由に意見や希望を表現できるようにするためのもので、必要な情報を得るのに役立ちます。
また、文章で回答することを面倒に感じる顧客や、悩みを言語化することに躊躇いを感じる顧客のために、頭部のイラストを用意して気になる部分に印をつけてもらう手法も有効です。
顧客のライフスタイルについて尋ねることは、顧客の日常生活や習慣を理解するのに役立ちます。
これにより美容師は、特定の髪の問題に対する原因を探ることができ、それに合わせたカスタマイズされたサービスやアドバイスを提供できるようになります。
また、ライフスタイルが分かれば、長期的なヘアケアの計画が立てやすくなるメリットも。顧客の日常的な活動や習慣を知ることで、トリートメントやカラーのスケジュールを調整し、持続可能なヘアケアプランを策定することができます。
顧客がどのようなきっかけで来店したのかを知ることで、美容室のマーケティング戦略の評価ができます。
例えば、どの媒体を見て来店している顧客が多いのかや、特定のキャンペーンがきっかけになっているのかなどが把握できれば、宣伝方法が効果を発揮しているのかどうかがわかるでしょう。
このように、きっかけ情報を蓄積することで今後の顧客獲得の方法を検討していくことが可能になり、将来のマーケティング戦略の助けになるはずです。
では、実際に美容室で使用すると良いカウンセリングシートの例をご紹介します。
家族構成
仕事・職種
来店のきっかけ
希望する施術やスタイル
予算制限
直近の施術内容
過去のアレルギーまたは皮膚の反応
現在使用中のヘアケア製品
髪質:【】直毛 【】 波状 【】 カール 【】その他(具体的に記入)
毎日のスタイリング時間
髪のお悩み(※頭部イラストも付ける)
これまで美容室で感じた不満
気になるヘアケアアイテム
カウンセリングシートの項目数は、顧客が回答するのに手間にならないよう20項目程度に収めるようにしましょう。
カウンセリングシートの作り方のポイントを反映させたシートができても、顧客にただ書いてもらって終わりではリピート顧客として再び通ってもらうことは難しいでしょう。
大切なのは、カウンセリングシートをきっかけに、顧客との信頼関係を構築することです。
そのためには、施術中に、カウンセリングシートに記載してあった情報を元に会話を膨らませることが効果的です。
例えば、同じ髪のパサつきが気になる顧客でも、年齢や立場、ライフスタイルが違えば、パサつきの原因を探る会話も、悩みを解消する提案も異なってくるはずです。
顧客は、自分が記載したカウンセリングシートを元に、美容師が自分の背景を知ろうとしてくれていいることや、最適な解決策を導き出さそうとしてくれていることを会話から感じることができれば、自分が大切に扱われていると実感できてその美容師を信頼するようになるでしょう。
カウンセリングシートには、顧客との信頼関係を構築するためのヒントが詰まっています。ただの情報として捉えるのではなく、顧客からのメッセージとして読み取れるようにしていきましょう。
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