美容室ディーラーは、美容室経営や店舗運営の歩みを共に進めていくパートナーのような存在ですので、これから美容室ディーラーを選ばれるオーナー様は慎重に検討を重ねていく必要があります。

しかし、

「美容室ディーラーの選び方がわからない……」

「美容室ディーラーは商品の買い付け以外にどんなことをしてくれるの？」

「本当に信頼できるディーラーか見極めるポイントは？」

といった疑問や不安から、ディーラー選びが思うように進まない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、美容室ディーラーの選び方を軸にし、ディーラーの役割や仕事内容などを詳しく解説します。また、美容室ディーラーとメーカーの違いについても触れていますので、美容室ディーラー選びでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

美容室ディーラーとは？

美容室ディーラーとは、美容商材や美容器具を美容メーカーから買い付け、美容室の各店舗に卸す仲介販売業者で、卸売業の他にも、新しい技術の提案や講習会の開催、美容室経営・店舗運営のアドバイスといったコンサルタントとしての役割を果たすディーラーも存在します。

そして美容室ディーラーの種類には、

• メーカーと特約を結ぶ専売ディーラー
• 取り扱いメーカーが多い大手ディーラー
• カラー剤やオーガニックブランドなどジャンルに特化した美容商材を取り扱うディーラー
• パーマ機や自動洗髪機などの美容機器を専門に取り扱うディーラー

などがあります。

メーカーとの違い

美容メーカーと美容室ディーラーは混同されやすいのですが、両者は明確に異なります。

美容メーカーは、商品の開発・製造を行い、美容室ディーラーに卸すのが仕事です。すなわち、美容メーカーのお客様は美容室ディーラーとなり、直接店舗に商品を卸すことはほとんどありません。

一方、美容室ディーラーは美容メーカーから商品を買い付け、店舗に卸すのが仕事です。美容室のなかには美容メーカー直営の店舗やメーカー特約店もありますが、多くの美容室はディーラーを介して美容商材などを入手します。

美容室ディーラーの役割とは？

美容室ディーラーの役割は、主に下記の3つです。

1. 美容商材や美容器具の買い付け
2. 情報の提供
3. 運営・経営のアドバイス

それでは詳しく見ていきましょう。

役割①：美容商材や美容器具の買い付け

美容室ディーラーの主幹となる役割は、美容商材や美容器具の買い付けを行うことです。

取り扱う商品の幅は多岐にわたり、美容室で使うシャンプーやカラー剤、パーマ剤、トリートメント、お客様に販売する店販商品、美容師が使うハサミやドライヤー、店舗のパーマ機や椅子など、店舗運営に欠かせないものばかりです。

そのため、美容室ディーラーと美容室は、非常に密接な関係であると言えるでしょう。

役割②：情報の提供

美容室ディーラーは、美容室のニーズに合った情報を提供するという役割も担っています。

例えば、発売予定の新商品の情報や新しい機械、最新技術などのトレンドから、エリア内の動向や傾向などの情報も得ることができます。

弊社クリエイティブブレーンの場合、上記の情報提供の他、講習会やセミナーの開催・実行、スタイリストコンテストの情報、コンテストに向けた練習やサポートなども行っています。

役割③：運営・経営のアドバイス

美容室ディーラーのなかには、経営理念の確立や経営企画の立案、財務・労務管理の作成といった経営アドバイスから、店舗の現状分析や課題の発見、目標設定、解決策の提案・実行といった運営サポートなど、コンサルタントとしての役割を果たす会社もあります。

このようなアドバイスは、

• 独立して自分の店を持ちたい
• 売上をアップしていきたい
• 集客を伸ばしていきたい

といった目標を持つ美容室や美容師にとって、心強い味方となるでしょう。

ちなみに、弊社クリエイティブブレーンでは上記のコンサルティング業務の他にも、販売促進や計画・実行、メニュー考案、業務内容の見直し、スタッフ求人のお手伝いなども行っています。

信頼できる美容室ディーラーの選び方5つのポイント

次に、美容室ディーラーの選び方についてご紹介します。美容室のニーズに合致しつつ、信頼できるディーラーを選ぶためには、以下の5つのポイントに着目すると良いでしょう。

1. 仕入れたい美容商材があるか
2. 実行力の高いサポートを得られるか
3. 美容商材の注文方法が難しくないか
4. 美容室との物理的な距離が遠くないか
5. 気軽に相談できるか

それでは、詳しく見ていきましょう。

選び方①：仕入れたい美容商材があるか

美容室ディーラーを選ぶポイントの1つ目は「仕入れたい美容商材があるか」という点です。

例えば、オーガニックな施術を売りにしている美容室であれば、オーガニックジャンルに特化した美容ディーラーを選んだ方が良いでしょうし、美容メーカーにこだわりがあれば該当の美容メーカーを専門に扱っている美容ディーラーを選ぶ方が良いでしょう。

つまり、メーカーや商材の取り扱い数よりも、それぞれの美容室に合った仕入れができるか？という点を重要視しなければ、メニューや店販に一貫性がなくなり、集客や売上に大きく影響する可能性が高くなってしまうのです。

美容商材は美容室の強みに直結する部分ですので、商材選びの不安も解消してくれるディーラーか？という点も踏まえて検討されることをお勧めします。

また、美容室ディーラーは必ずしも1つに絞る必要はなく、シャンプーやカラー剤はエリア内にあるA社に、美容器具や機械は大手のB社に依頼するという方法を採用する美容室もあります。

選び方②：実行力の高いサポートを得られるか

インターネットの普及によって、美容ディーラーを介さずとも美容商材の仕入れができる時代となりました。

そんな中、あえて美容室ディーラーを利用するメリットとして、美容室経営や店舗運営のサポートをしてくれることがあげられるでしょう。

このようなコンサルティングサービスを受けることも含めてディーラーを選ぶ際は、

• 市場規模にあったリアルな情報が得られるか
• 美容室が抱えている悩みを解決してくれるか
• 提案〜目標達成までやり遂げられる実行力があるか

というポイントに注目すると、良いパートナーに出会える確立が高くなります。

ご存じの通り、美容室の経営と運営は大変泥臭い作業の連続ですので、表面上だけでなく、成果を上げてくれるディーラーなのかを見極めたいところです。

なお、情報収集については、ホームページやブログなどの情報媒体を通じて実績を確認したり、周囲の美容室オーナーからクチコミを聞いたり、実際に営業担当者と話してみるなどの方法があります。

選び方③：注文方法や配送に問題がないか

美容商材の注文方法も、美容室ディーラー選びに欠かせないポイントです。

例えば、「指定の支払い方法に対応していない」「配送が遅れがちで安定しない」といった問題は店舗運営に響きますので、契約前に確認しておきましょう。

特に、美容商材の安定供給については多くの美容室が不安に感じる部分です。サプライチェーンの進歩によって、注文から納品までのスピードは格段にアップし、商品の配送状況も確認できるようになりましたが、その一方で、「注文したにもかかわらず商品が届かない」といったトラブルも耳にします。このようなトラブルにあわないためにも、

• 普段からディーラーと密に連絡が取り合えるか
• 安定した供給・配送ができるか

という点はチェックしておいてください。

選び方④：美容室との物理的な距離が遠くないか

美容室ディーラーを選ぶ際は、美容室とディーラーの物理的な距離もチェックしておくべきです。

例えば、大手のディーラーは取り扱いメーカー数の豊富さやネットワークの広さで見るとメリットが多いように感じますが、支社が都市部にしかないことが多いため、地方にある美容室にとってはデメリットが大きいもの。

仮に、店舗のパーマ機が突然故障してしまったら、早急に代替品のレンタルや修理の手配が必要となりますし、施術に使用するカラー剤やパーマ剤の残りが予定よりも早く切れてしまいそうになったら、在庫の補充を急がなくてはなりませんので、対応するまで数時間〜数日かかるようでは話になりません。

その点、地場に根付いた美容ディーラーであれば、緊急事態でもすぐに店舗へ駆けつけることができるでしょう。くわえて、このようなディーラーは土地勘もありますし、地域の雰囲気や特徴も理解しているため、コンサルティング面においてもメリットが多いと言えます。

もっとも、これは地方にある美容室のケースであり、都市部にある美容室はこの限りではありません。また、いくら移動距離が短くても、ディーラーの営業担当者数が少なくて手一杯になっているようでは、スピード感が劣ることも考えられます。そのため、ディーラーの内部事情なども含めて、確認できると良いでしょう。

選び方⑤：気軽に相談できるか

美容室ディーラーは、美容室と密接な関係を持つようになるため、気軽に相談できるかというポイントもおさえておきたいところです。

希薄な関係性だと、

• 商品を発注しづらい
• 情報収集しにくい
• 核心を突いたコンサルティングが受けられない

といった弊害が生まれます。

ですから、「いつでも気軽に相談できる」「本音で悩みを打ち明けられる」といった密度の高いお付き合いができるかどうかは、非常に大切な部分だと言えるでしょう。

弊社クリエイティブブレーンでは美容室との親密性を構築する一環として、オーナー様や店舗責任者などの幹部様同士が交流する幹部交流会や、次の幹部を育てる勉強会なども定期的に開催しています。横の繋がりを持つことで、スタッフのモチベーションやスキルの向上、店舗の活性化につながったとご好評いただいております。

美容室ディーラーは美容室とのマッチ度で選ぼう！

美容室ディーラーがどのような役割を果たすのか、そして、ディーラーの選び方についてご紹介しました。

美容室ディーラー選びは、店舗コンセプトやメニュー、供給の安定性、ディーラーとの物理的な距離、営業担当者との相性など、おさえておくべきポイントはいくつかありますが、大前提としてディーラー営業担当者自身に高い熱量とスキルがあるか？という部分も考慮すべきです。

そして、「条件が良いから」「コスパが良いから」といった理由だけで選ばず、契約前に納得いくまで打ち合わせを重ねることをお勧めします。

美容室にマッチしたディーラーをパートナーにつけて、売上アップを目指していきましょう。

美容サロンとスタッフを元気にするパートナーディーラー クリエイティブブレーン

クリエイティブブレーンは、COTA専売の美容ディーラーです。

私たちはただ単に商材を販売するだけではなく、サロン経営が成功するために必要な様々な情報やノウハウを提供していくパートナーを目指しています。スタッフを採用したい、売上をあげたい、良いサロンを作りたいなど、様々なお悩みを持つサロンさまと一緒になって歩んでいく事が私たちの大きな役割です。

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